Part3 上半身、距離感など、打法について
テニスにおいて最も大事なことの一つとして、ボールと自分との距離がある。この距離をなるべく一定にすること。ジョコビッチの練習動画を見ればわかるが、フットワークが良く、この距離が毎回精密機械のように一定である。なので誰よりもミスが少ない。
ボールの当て方にも何種類かある。それによって振り方も異なる。
状況によってグリップチェンジ、振り方を使い分けるなどといった技術があるため、そこがテニスの難しいところと言える。グリップサイズを太くすることで、このグリップチェンジの範囲が狭まり、迷いが少なくなるように感じる。
当て方に関しては、フラット、トップスピン、スライスなどがある。
初めは、フラット気味で下から上にポーンと打ち上げることをして感覚を慣らしていく。そして徐々に面の角度を変え、振りのスピードを速め、スピンをつけていく。自分からの球出しの練習が大事だと思うのもここにある。色々な振り方があるため、初心者のうちはどれにするか定まっていないのだ。相手のボールを打ち返すよりある意味では難しいとも言える。球出しは相手が打ちやすい球をフラットぎみにだすのがいい。
打法について、ハードヒットの難点として、テイクバックが大きくなり、タイミングが遅れる可能性があること、動作の乱れや疲れから次の球への準備が遅れる、ということがある。
リラックス打法は、タイミング重視で、ライジングで、早めのタイミングで軽めに当て7、8割の力で打つ。これをされると相手が、準備する時間がないため、エースを狙いやすくなる、疲れさすことができる、なぜなら早く球が返ってくるからだ。なので試合ではこういった戦い方の方がいいかもしれない。