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第一回 テニスと心身の健康part1

[2024.11.17]

私はテニスが好きで、ここ半年ほどよくプレイしている。始めたのは中学からで2年ほどで辞めてしまった。その時にもあった感覚なのだが、たまに腕が縮こまり、手首が背屈しすぎてイップスのような現象が起きることがあった。テニスはとても繊細なスポーツだと思う。心身の統合がうまくなされ、意識と無意識のバランスがうまくされている時に良いプレーができる。つまりテニスを練習することでその統合が行われより健全な心身を手に入れることができると思う。

ところでイップスを改善する方法、または初心者のテニス練習法としておすすめなのが練習の初めにラリーから始めず、球出しを一方的に何分か行うというもの。まずは自分の手元の感覚、ボールの感覚などを体に馴染ませて、リラックスしてからラリーを打ち始める。次にラリーでははじめに、ロブをフラットで回転を抑えて、高い球でラリーを行う。回転を徐々にかけていき球の弾道を徐々に下げていく、そうすると、良いショットまで辿り着ける。

また、イップスの原因としてはグリップのふとさが関係している時がある。グリップサイズが細いと握り方に自由がありすぎて、一定したグリップの握りにならなかったり(厚すぎる、薄すぎるなど)することがある。手元に緩みが生まれやすくなり、手元の微細なずれがショットの精度を下げる可能性が強まる。上級者ならば、その手元のコントロールでより強い球、コントロール力をつけることもできる。

私の経験としては、調子が安定しない時に、太めのG5程度の昔のラケット、kennexのblack aceというものだが、それを使うとミスもなく安定するということに気づいた。なのでG2のラケットをたくさん持っていたが、G3を買いそれを使うようにした。そうしてからはよりプレーの安定性がましテニス自体が向上した。現在はプロ選手とハードヒットでラリーを続けることも可能になった。

私が別の元プロ選手にイップスの時はどうすればいいですかと聞いた時、とにかく練習すること、と言われた。試行錯誤しながら練習を続ければ、不調は解消されていく。

テニスと意識について。テニスには様々な注意すべきポイントがある、それを言語化し、意識することは大事であるが、プレー中に考えすぎていては、いいショットは打てない、つまり知ってはいるけれど、プレー中はある程度無意識に腕が触れないといけない。

そのためには、そのポイント、要点が染み付くまで反復練習をする。フォア、バック、ボレー、サーブなど一つの技術を磨いていく。それらが完成するまで、ゲームはほぼしないべきだと自分は考える。ゲームは要点が複雑に絡み合い、技術が安定しないうちは、要点を曖昧にし、一つずつのプレーが乱れる、そして勝敗の意識がモチベーションを下げる、当然初心者のうちは勝てるはずないからだ。

この意識と無意識の統合やバランシングが、確固たる技術に結びつく。これらの作業は、メンタルトレーニングとしても有用で、実生活でも心身の健康につながる。人は常に、意識と無意識の中を生きているからだ。

歩く時、無意識的かつ意識的に体が動き、何かを考え、何かを見ている。これらのバランスが極度に乱れた時に精神疾患、心身の不定愁訴が起きると考える。

そしていいショットを身につけるなど、一つの技術の完成が、その人の自信につながる。なので(テニスで)確実な技術を身につけることが、全体の能力、調子の向上を導くはずだ。

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